リサイクル

コンクリート、アスファルトの
廃材をリサイクル

当社は、1988年に空知管内で初、道内でも5番目に再生アスファルト合材施設を導入し、時代に先駆けて自社でのリサイクル事業に取り組んできました。コンクリート廃材、アスファルト廃材を自社の排出物、他社の排出物問わず受け入れ、現在は年間2万〜3万tをリサイクルしています。
コンクリートは路盤材に、アスファルトは再生アスファルト合材・骨材として製品化し、販売しています。公共工事では再生材の利用が要件のことも多くあります。循環型社会の実現という社会の要請に応える点で、本事業は不可欠かつ意義ある事業です。

こまやかな工夫と調整で
安定した品質を維持

リサイクルの作業工程は、廃材の受け入れに始まり、前処理、破砕、鉄くず除去、不純物除去と進みます。アスファルトは補修工事の際にはがしたものなどになりますが、コンクリートの場合はビルの解体に伴い出た廃材から農業用水路の土管、縁石、電柱とさまざまで、それぞれに適した処理が必要です。破砕前の前処理の段階の小割りを丁寧に行い、グラスウールやタイルなど機械で取り除けないものは手作業で除去しています。さらに、天気や季節での温度変化も計算に入れながら、人の目と手で配合を調整。品質の安定化を図っています。

安定供給のために
地道な努力を継続

リサイクル事業には、原料が廃材のため、必要になってもすぐに入手できないという特性があります。しかし、再生材は工事に欠かせない材であり、需要がなくなることはありません。当社では、安定供給を目指して、情報収集なども含め、原料を集める努力を常に行なっています。
また、プラントをはじめとする機械が問題なく稼働し続けるということも、安定生産のためには必須です。日々の清掃、メンテナンスを基本的な作業としてしっかりと実施しています。

担当役員より

取締役 品質管理部長池城 正樹

私は本事業の開始当初から、リサイクル事業に携わってきました。原料は廃材ですが、現在の舗装工事に必須という点で、これはごみではなく財産といえます。リサイクル事業は当社の事業継続だけでなく業界全体のためにも必要です。今後も、品質の安定した再生材の製造を継続してまいります。